情報処理 PM 試験 午前 2 必須キーワード 50 選|頻出度ランキングで一気に暗記
情報処理プロジェクトマネージャ試験 午前 2(午前Ⅱ)は、25 問中 15〜18 問がプロジェクトマネジメント分野から出題され、用語と公式を覚えているかで合否が決まる『暗記で取れる』科目です。本記事では、スケジュール・コスト・リスク・品質・スコープ・調達・アジャイルの 7 領域から、午前 2 で必ず押さえたい必須キーワード 50 選を頻出度(S / A / B)ランキング付きで一覧化。EVM・クリティカルパス・PERT・ファストトラッキングなど計算系の鉄板用語から、スクラム・ベロシティなどアジャイル新傾向まで、IPA 公式シラバスと過去問解説をクロスチェックして 2026 年最新版で整理します。
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「午前 2 はどこから手をつければいいのか分からない」——情報処理プロジェクトマネージャ試験の受験者から最もよく聞く悩みです。結論から言えば、午前 2 は『用語と公式を覚えているか』だけで合否が決まる、最も暗記で取りやすい科目です。25 問中 15〜18 問がプロジェクトマネジメント分野に集中するため、頻出キーワードを 50 個押さえるだけで合格基準の 60 点(15 問正解)に大きく近づきます。
理由はシンプルで、午前 2 は四択のマークシート方式であり、過去問の再出題率が約 4〜6 割と高いからです。つまり、出題される用語の母集団はほぼ固定されており、「頻出語を覚える → 過去問で確認する」という最短ルートが成立します。本記事では、IPA 公式シラバスと過去問解説をクロスチェックし、午前 2 で必ず押さえたい必須キーワード 50 選を、頻出度ランキング付きで領域別に一覧化します。
なお、過去問の回し方・学習スケジュールといった「どう勉強するか」は「午前 2 対策|過去問演習の最適解」で解説しています。本記事はその土台となる「何を覚えるか=用語そのものの中身」に特化した用語集です。
午前 2 の出題構成と「頻出度」の読み方
キーワードを覚える前に、午前 2 の枠組みと配点を確認します。どこに学習を集中すべきかが見えてきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 形式 | 四択(マークシート方式) |
| 時間 | 40 分 |
| 出題数 | 25 問 |
| 配点 | 各 4 点(合計 100 点) |
| 合格基準 | 60 点以上(25 問中 15 問正解) |
| 中心分野 | プロジェクトマネジメント(25 問中 15〜18 問) |
ポイントは、25 問中 15〜18 問がプロジェクトマネジメント分野に集中する点です。残りはセキュリティ・システム開発技術・サービスマネジメント・システム企画・法務から出ます。合格基準が「15 問正解」であることを踏まえると、プロジェクトマネジメント分野をほぼ取りきれば、それだけで合格圏に届く計算になります。だからこそ、本記事の 50 選はプロジェクトマネジメント領域に絞っています。
本記事では各キーワードに 頻出度(S / A / B) を付けています。読み方は以下の通りです。
| 頻出度 | 意味 | 学習優先度 |
|---|---|---|
| S | ほぼ毎回出る・計算問題の核 | 最優先で完全暗記 |
| A | 数年に一度は必ず出る定番 | 確実に押さえる |
| B | 出題は散発的だが取りこぼし注意 | 余力で固める |
領域①:スケジュール管理(最頻出・計算の主戦場)
午前 2 で最も出題数が多く、計算問題の中心になるのがスケジュール管理です。EVM とクリティカルパス(CPM)は「鉄板問題 Top 3」に必ず入ります。
| # | キーワード | 頻出度 | 一言メモ |
|---|---|---|---|
| 1 | EVM(アーンドバリューマネジメント) | S | 出来高で進捗とコストを同時管理する手法 |
| 2 | PV(出来高計画値) | S | 計画上、その時点までに完了すべき作業の予算 |
| 3 | EV(出来高実績値) | S | 実際に完了した作業を予算換算した価値 |
| 4 | AC(コスト実績値) | S | 完了作業に実際にかかったコスト |
| 5 | SV=EV−PV(スケジュール差異) | S | 正なら前倒し、負なら遅延 |
| 6 | CV=EV−AC(コスト差異) | S | 正なら予算内、負なら超過 |
| 7 | SPI=EV/PV(スケジュール効率) | S | 1 以上で前倒し |
| 8 | CPI=EV/AC(コスト効率) | S | 1 以上で予算内 |
| 9 | クリティカルパス(CPM) | S | 全余裕が 0 の最長経路=最短完了時間 |
| 10 | アローダイアグラム(PERT 図) | S | 作業の順序関係を矢印で表す図 |
| 11 | PERT(三点見積り) | A | 期待値=(楽観+4×最可能+悲観)/6 |
| 12 | トータルフロート(全余裕) | A | 全体の納期を遅らせずに遅延できる余裕 |
| 13 | フリーフロート(自由余裕) | A | 後続を遅らせずに遅延できる余裕 |
| 14 | クラッシング | A | 資源を追加し期間短縮(コスト増) |
| 15 | ファストトラッキング | A | 作業を並行化し期間短縮(手戻りリスク増) |
| 16 | リード/ラグ | B | 先行・後続作業の前倒し量/遅延量 |
| 17 | PDM(プレシデンスダイアグラム法) | B | FS / FF / SS / SF の依存関係を表す技法 |
| 18 | ガントチャート/マイルストーン | B | 進捗の可視化/節目イベント |
EVM の 8 用語(#1〜#8)は 「EV を起点に、引けば差異、割れば指数」 と覚えると一気に整理できます。クラッシングとファストトラッキングは「どちらもスケジュール短縮技法だが、増えるリスクが違う」という対比で頻出です。
領域②:コスト管理
スケジュールに次いで計算問題が出るのがコスト管理です。EVM の将来予測(EAC 系)はやや難しめですが、出れば差がつきます。
| # | キーワード | 頻出度 | 一言メモ |
|---|---|---|---|
| 19 | EAC(完成時総コスト見積り) | A | 完了時点の総コストの予測値 |
| 20 | ETC(残作業コスト見積り) | B | EAC − AC で求める残りのコスト |
| 21 | BAC(完成時総予算) | A | 当初計画の総予算 |
| 22 | COQ(品質コスト) | B | 適合コスト(予防+評価)+不適合コスト |
| 23 | コンティンジェンシー予備 | A | 既知リスク用の予備費(コスト・ベースライン内) |
| 24 | マネジメント予備 | A | 未知リスク用の予備費(ベースライン外) |
予備費は 「既知リスク=コンティンジェンシー(基準内)/未知リスク=マネジメント(基準外)」 の対比が午前 2 の定番です。
領域③:リスク管理
リスクは午後 2 論文でも頻出ですが、午前 2 では用語の定義と対応戦略が問われます。
| # | キーワード | 頻出度 | 一言メモ |
|---|---|---|---|
| 25 | 期待金額価値(EMV) | A | 発生確率 × 影響金額。デシジョンツリーで使う |
| 26 | デシジョンツリー分析 | B | 複数の選択肢の期待値を比較する手法 |
| 27 | リスク対応戦略(脅威) | A | 回避・転嫁・軽減・受容の 4 つ |
| 28 | リスク対応戦略(好機) | A | 活用・共有・強化・受容の 4 つ |
| 29 | 定性的/定量的リスク分析 | A | 主観で優先順位 / 数値で影響度を算定 |
| 30 | リスク登録簿 | B | リスク・確率・影響・対応・所有者を管理する表 |
脅威への 4 戦略と好機への 4 戦略は 「回避↔活用/軽減↔強化」の裏表で対になっています。これを意識すると暗記が半分で済みます。
領域④:品質管理(QC 七つ道具)
品質管理は図の名称と用途を問う問題が定番です。QC 七つ道具はまとめて覚えましょう。
| # | キーワード | 頻出度 | 一言メモ |
|---|---|---|---|
| 31 | 特性要因図(フィッシュボーン) | A | 原因と結果の関係を魚の骨状に整理 |
| 32 | パレート図 | A | 問題を頻度順に並べ「重点 20%」を特定 |
| 33 | 管理図 | A | 工程が安定状態かを時系列で監視 |
| 34 | 散布図 | B | 2 変数の相関関係を点で表す |
| 35 | ヒストグラム | B | データの分布を柱状で表す |
| 36 | 親和図法(KJ 法) | B | 雑多な情報をグループ化して整理 |
領域⑤:スコープ・統合・調達・ステークホルダ
横断的な領域からも毎回数問出ます。WBS と統合変更管理は特に頻出です。
| # | キーワード | 頻出度 | 一言メモ |
|---|---|---|---|
| 37 | WBS(作業分解構成図) | A | 成果物を階層分解。最下層がワークパッケージ |
| 38 | スコープクリープ | A | 管理されないスコープの段階的な膨張 |
| 39 | プロジェクト憲章 | A | PM に権限を与える立ち上げ文書 |
| 40 | 統合変更管理(CCB) | A | 変更要求を一元審査する仕組み |
| 41 | ベースライン | B | 承認済みの基準(スコープ・スケジュール・コスト) |
| 42 | 契約タイプ(定額/実費償還/T&M) | A | 定額=売り手リスク/実費=買い手リスク |
| 43 | 経路数=n(n−1)/2 | A | コミュニケーション経路の数(計算頻出) |
| 44 | RACI チャート | B | 実行・説明責任・相談・報告で役割分担 |
経路数 n(n−1)/2 は「5 人なら 10、6 人なら 15」と即答できるようにしておくと、確実に 1 問取れます。
領域⑥:アジャイル・スクラム(新傾向)
近年の午前 2 ではアジャイル用語の出題が増加しています。PMBOK 第 7 版以降の流れを反映した新傾向で、ここを押さえると周囲と差がつきます。
| # | キーワード | 頻出度 | 一言メモ |
|---|---|---|---|
| 45 | スクラム/スプリント | A | 反復型開発の代表的フレームワークと短い反復単位 |
| 46 | プロダクトバックログ | B | 優先順位付けされた要求事項のリスト |
| 47 | ベロシティ | B | 1 スプリントで完了できる作業量の実績値 |
| 48 | バーンダウンチャート | A | 残作業量の推移を示し進捗を可視化 |
| 49 | ストーリーポイント | B | 相対見積りの単位(フィボナッチ数列を利用) |
| 50 | XP(エクストリームプログラミング) | B | ペアプロ・リファクタリング等を含む開発手法 |
この 50 選を「合格点」に変える使い方
用語を一覧で眺めるだけでは得点に直結しません。以下の手順で「覚えた → 解ける」に変えてください。
- S ランクから暗記カード化する — まず S ランク(EVM・CPM 系)を単語帳アプリや紙のカードに転記し、用語 → 意味・意味 → 用語の両方向で即答できるようにする。
- 計算系は手を動かす — EVM・PERT・経路数は、過去問の数値を変えた自作問題を数問解く。電卓不可のため、手計算のスピードも鍛える。
- 過去問道場で答え合わせ — 50 選を一周したら過去問道場(Web 演習)で実戦確認。間違えた用語だけカードに戻す。
- A → B の順で範囲を広げる — S が固まったら A、最後に B。直前 1 週間は新規語を増やさず、既習語の確実化に集中する。
午前 2 を暗記で攻めるメリット
- 用語と公式の暗記だけで合格圏(15問正解)に届く
- 過去問の再出題率が高く、覚えた語がそのまま得点になる
- プロジェクトマネジメント分野に学習を集中できる
- 計算系(EVM・CPM)は一度マスターすれば毎回得点源になる
注意すべきデメリット
- 用語数が多く、丸暗記だけだと選択肢の引っかけに弱い
- アジャイル新傾向は過去問が少なく対策しにくい
- 計算問題は手計算スピードも必要で、知識だけでは不十分
- セキュリティ・法務など周辺分野も最低限は必要
よくある質問(FAQ)
Q1. この 50 選だけで合格できますか?
A. プロジェクトマネジメント分野に限れば、得点の大半をカバーできます。午前 2 は 25 問中 15〜18 問がこの分野で、合格基準は 15 問正解です。50 選を確実に固めたうえで過去問道場を回せば、合格圏に十分届きます。ただしセキュリティ・法務など周辺分野からも数問出るため、過去問演習でそちらも軽く押さえておくと安全です。
Q2. 計算問題(EVM・クリティカルパス)が苦手です。優先すべきですか?
A. 最優先で取り組むべきです。EVM とクリティカルパス系は S ランクで、毎回 2〜3 問は出る得点源です。公式さえ覚えれば確実に解けるため、暗記が得意でなくても「手を動かす練習」で攻略できます。逆にここを捨てると合格は一気に遠のきます。
Q3. アジャイル用語はどこまで覚えるべき?
A. スクラム・スプリント・バーンダウンチャート(A ランク)は必ず押さえてください。近年の午前 2 はアジャイル出題が増えており、PMBOK 第 7 版以降の流れを反映しています。余力があれば B ランク(ベロシティ・ストーリーポイント等)まで広げると、新傾向問題で取りこぼしを防げます。
Q4. 暗記カードは自作すべき?市販の単語帳でもいい?
A. 自作を推奨します。本記事の 50 選を S → A → B の順でカード化すれば、自分の弱点に最適化された単語帳になります。市販品は網羅性が高い反面、午前 2 に不要な用語まで含むことが多く、効率が落ちます。まずは 50 選を起点に、過去問で出会った未知語を追加していく方式が最短です。
まとめ|午前 2 必須キーワード 50 選 攻略の 5 つの結論
情報処理 PM 試験 午前 2 のキーワード対策の要点は以下の 5 つです。
- ☐ 午前 2 は 25 問中 15〜18 問がプロジェクトマネジメント分野。ここに学習を集中する
- ☐ まず S ランク(EVM・クリティカルパス系) を完全暗記し、計算は手を動かす
- ☐ 用語は単独でなく 対比・公式・用途とセットで覚える(クラッシング↔ファストトラッキング等)
- ☐ アジャイル新傾向(スクラム・バーンダウンチャート)まで広げると差がつく
- ☐ 50 選を暗記カード化 → 過去問道場で実戦確認 → 弱点だけ戻す、を繰り返す
午前 2 は「覚えた分だけ確実に得点できる、最も対策しやすい科目」です。この 50 選を起点に暗記カードを作り、過去問演習で穴を埋めれば、合格基準の 60 点は十分に射程に入ります。午前 2 を最短ルートで突破し、記述・論述試験の対策に学習時間を回しましょう。
次のステップとして、過去問の具体的な回し方・学習スケジュールは「午前 2 対策|過去問演習の最適解」を、試験全体の見取り図は柱記事「情報処理 PM 試験完全ガイド」をご覧ください。難易度・合格率・取得メリットの整理は「情報処理 PM 試験とは?難易度・合格率・取得メリット」をご活用ください。
出典・参考情報
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